ガラスの掃除に適した季節はあるの？

ついつい忘れがちになってしまうのが、家の「ガラス」の掃除です。気がついた時には透明なガラスも曇りガラスかと思うほどに汚れていたり、黒いシミがついていたりするものですから、できるだけ頻繁にガラスの掃除は行いたいものでしょう。しかし、このガラスの掃除、実はそれを行うのに適した季節があるというのをご存知でしたでしょうか。きっと多くの人はそれを知らずに、「いつでも気が向いた時にすればいいじゃないの？」と思われていることでしょう。

では、ガラスの掃除に適した季節はいったいいつであるのか、その答えは「秋」です。なぜ秋が良いのか、それには十分な理由が存在しています。まず秋はそれほど暑くありませんから、ガラスを水拭きした時にその水が急激に乾燥することがありません。ガラスの汚れは水滴が乾くことによって発生するケースもありますので、ガラス掃除の際に水拭きをして、その水滴を乾拭きしない間に水分が乾燥してしまうとそれが新たな汚れになってしまって堂々巡りになります。そのため、夏のような暑い季節はガラスの掃除には向きません。

さらに冬であれば乾燥していた水滴が、逆に凍ったりガラスの曇りの原因になることがあります。年末年始という社会的な要因から冬が一番ガラスの掃除に適していると考えていた方もおられると思いますが、この時期よりも秋がガラス掃除には適していると言えるでしょう・

また、秋と気候的にはよく似ている春ですが、この時期は虫が発生しやすくなっていることから、窓などガラスが使用された部分の掃除をしている時に虫が侵入するリスクがあります。ちょっとした要素ですが、この点も秋の方がガラス掃除をしやすいという根拠の一つです。

以上のことから、日本の各季節の中で一番ガラス掃除が適しているのは秋だと理解できましたでしょうか。思いついた時にガラス掃除をするのは当然ですが、一年に一度なら秋を狙って行うことをお勧めします。